URESHII Xmas

先日25日クリスマス会をしました。

普段と違う景品つきゲームをご利用者様みんなで輪になり行っていると、輪から少し離れた席に座っていたご利用者様=Aさんがその様子をしっかり見ており笑っていました。

なぜ輪から少し離れた席に座っていたかと言いますと、利用を開始し始めて1ヶ月ほどの方で病気の後遺症で体の自由は利かず不安感から泣いてしまわれることが多く見られていた為、いつでも静かな空間に移動ができるよう始めは皆様とは違う場所での参加としていたのです。

Aさんは全失語症である為、残念ながら言葉を話すこと・理解すること・読むこと・計算することなど重度に障害された状態です。

全失語とは一般的にその場にあった発語はなくあったとしても意味不明な発語や語が聞かれると言われています。(個人差はあります)

ご家族様でも伝えようとしていることがわからず泣いている状態と利用にあたり事前報告も受けていました。

私はゲームに対する理解力や参加意欲があるか企画した時は厳しいかな、、とも頭をよぎりました。なにせ利用を始めてからレクリエーションに参加することが難しかったのです。 

ですが、普段の職員とのコミュニケーション・他ご利用者様にみせるAさんの表情などをみていて思うこともあり、参加の声かけだけはして様子を見てみたかったのです。

他の皆様が一人ずつ輪の中心へと出て的当てゲームに参加されます。(段ボール分解して見切り発車で一から作った制作日2日の的当てゲーム←ここ重要。誰か褒めて。笑)

冒頭でお話した笑顔が見られたのはこのゲーム中でした。

これはいけるぞ。と思い、

『○○さんもやってみましょうか』

と聞くと拒否する様子は見られませんでした。

皆様の輪に入り自由の効く手で的当てを一生懸命されています。

ゲームも終わりここでサンタの登場です。

恥ずかしがり屋の唯一の男性スタッフにサンタクロースになってもらい

『いいか。良く聞くんだ。恥ずかしがっていたら見ているこっちが恥ずかしくなるから堂々とやりきってきなさい。とにかく大きい声を出すんだ(大きい声をだせば正解と思っているあたり謎)』とクリスマスプレゼントが入った袋を悪魔の笑顔で手渡す。

サンタさんもどうにか頑張ってくれてプレゼントをお一人ずつ渡しながらの写真撮影。

最後にAさんのところへ。

恥ずかしがり屋のサンタさんと満面の笑顔で手を握り合いました。素敵な写真を撮ることができ早くご家族様に見せたくなりました。

Aさんのご家族様は伝えたいことや何をしたいか分からないことが多くて認知症もある?と言われていましたが、意思はしっかりしておりトイレに行きたい時や嫌な時は泣いて教えてくれたり声かけには首を縦・横に振ってくれます。

美空ひばりと甘いものが大好きで私が冗談ばかり言うお話しに手を握り思いっきり笑ってくれたりもします。

声かけの仕方も様々にあります。

どこかで厳しいかな。無理かな。と決めつけていた考えは見直さなければならない。

Aさんはレクリエーションもできるもんだなぁ。と今回可能性をまた新たに発見することができて嬉しくなったクリスマスでした。

 

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